Technique
技術ニュースレター
技術ニュース番外編配信⑤
精密金属射出成形(μ-MIM) 技術ニュースレター
Micro Metal Injection Molding Technical Newsletter
「金属射出成形 技術ニュースレター」は、金属射出成形に関する開発・設計者向けの技術情報をお伝えする技術ニュースレターです。印刷の上、ぜひ貴社内でご回覧ください!
Medtec Japan 2023 に出展いたします!
医療機器の設計・製造に関する展示会 Medtec Japan 2023に出展いたします。
会期:2023年4月19日(水)~21日(金)
会場:東京ビッグサイト
ブースNO:1008(微細加工工業会内)
事前に打合せ予約可能です。是非お問い合わせ下さい。
noriko_okamura@taisei-kogyo-net.co.jp
042(851)5092
太盛工業Webサイト

μ-MIM®技術を支える測定技術
弊社の品質保証測定には3次元形状測定機として接触式と非接触式の装置を使用していますが、小モジュール歯車や内歯車のような接触子が入らない形状の製品を取り扱う事が増えており、非接触型測定機による測定比率が高くなっています。

光学非接触式3次元測定
太盛工業では超精密 MIMの測定のため、GOM社の光学非接触式3次元測定機を導入しております。
この測定機では、複数のカメラでワークの画像を同時に撮影、CADデータと照合して、20μmの精度で迅速な測定が可能です。例えば下図の写真は斜め状の歯筋を持つヘリカルギアですが、サイズが小さく、微細形状のため通常の測定機での測定が困難な代表例です。太盛工業ではこの様な部品でも、前述の測定機を用いることで正確な測定を行う事を可能にしています。

それぞれのカメラ単独の測定系と、2つのカメラの組合せによる測定系、合わせて3つの測定系を持つ新技術「トリプルスキャン」方式を導入しており、高精度、複雑形状に対応した、迅速な測定が可能です。

計測用X線CT装置
このx線CT装置では、X線を素材に貫通させて検査測定を行うことが出来るため、ワークの内部構造や欠陥の評価がさらに高精度化されます。鉄・SUS系の材料であれば15mmの深さまで貫通測定が可能となるため、μ-MIM®で製作するようなサイズ部品のほとんどの内部の様子を測定することができます。
被検査物を回転させる事により、3次元のCTスキャンデータを得ることが出来ます。単純な外形の3次元データのみならず、通常は測定不可能な内部の 3次元構造をデータ化して評価する事が可能になります。したがって任意箇所の断面図の取得や、CADデータとの比較解析、寸法測定など数多くの検査測定を、ワークを破壊せずに測定・評価が可能です。


